実務経験2年エンジニアの転職活動記録

コラム

こんにちは、ロンです。

この度2022年12月をもって今の会社を退職し、2023年1月から新しい会社で働くことになりました。

この記事はいわゆる転職エントリー的なもので転職活動でやってきたことや感じたことなどをまとめています。

将来の自分や転職を考えている方に何かしら参考になれば幸いです。

最終結果

はじめに結論だけお伝えしますと結果として内定をいたただいた企業は4社でした。

その中で内定を承諾したのはtoB向けのSaaSを扱っている企業です。

その他転職活動の詳細はこのような感じです。

・内定:4社
・選考落ち:3社(書類選考含む)
・途中辞退:1社
・選考:8社
・応募(カジュアル面談含む):15社

スカウトや提案があった企業の中から興味がありカジュアル面談した企業が15社で、そのうち選考に進んだのが8社になります。

今回は今すぐ転職する!という気持ちではなく、いいところがあればという温度感で臨んでいたため、自分から積極的に企業を探したりはあまりせず各媒体に登録してスカウトや提案があったところの中から選ぶという方法を取りました。

登録していた媒体などは後述します。

簡単な経歴

どういう人の転職活動結果なの?ということで簡単に経歴をまとめます。

学生時代(内定後の期間):6ヶ月
プログラミングに触れ始めWeb制作を開始
クラウドワークスで案件受注

新卒:1年6ヶ月
通信業界の法人営業で新規開拓
本格的にPHPの勉強を始める

受託企業2年2ヶ月
Laravelを中心としたサーバーサイドエンジニアとして従事
0→1の新規案件に4つほど携わり、DB設計などにも関わる
Terraformでのインフラ環境構築やNuxt.jsなどのフロント実装も担当
PJ外での4, 5名のチームリーダー経験

ざっくりこんな感じのことをやってきました。

新規案件に携わることが多かったためスピード感持ってゴリゴリ開発を進めていくことが多かったです。

逆に運用・保守など業務はほとんどすることがなかったためそのあたりの知見はあまりありません。

転職活動の経緯

先程も述べましたが今回はすぐに転職するぞという意気込みではなく、いいところがあればという感じで探そうと思っていました。

ただ夏頃から次のステップについては考え始めていて、社内で部署異動するか、PMになるか、転職をするかなどの選択肢がありましたが結果、エンジニアとして転職という手段を選びました。

転職の軸的なところでいうと
・サービスの1→10に関われる
・いろんな領域、レイヤーに関われる

という感じです。

あまり特定の使用言語や業界といったところにはこだわりはなく、事業ドメインに興味が沸くかみたいなところで判断していました。

あとはビジネス的なところにも関わりたいと思っていたのであまり規模が大きすぎない組織を見るようにしていました。

転職活動報告

今回の転職活動に関しては割と受動的で、スカウトやいいねがあった企業の中から選んでいくという方法で進めました。

よかった点として企業探しの時間や労力が削減できたなということです。

また、自分の中でもどうしてもここに行きたいというところがなかったため、多くのカジュアル面談を通して自分が『何に興味があって』『どういうことを求めているのか』を整理して進めていきました。

活動期間

職務経歴書などの書類作成から内定までの期間でいうと約3ヶ月ほどでした。

1ヶ月目はやってきたことの棚卸しを行い、基本的に書類の作成や各媒体のプロフィールやレジュメの登録などでほとんど面談は行いませんでした。

2ヶ月目からはプロフィールを充実させたこともあってか、スカウトをいただくことが増え徐々にカジュアル面談や一次面接を実施していきました。

3ヶ月目はほとんど最終面接やオファー面談などでいろいろと悩むことが多かったです。

急いでいないこともあって割とゆっくり進めていましたが、やはり日中仕事しながらだと限られた時間の中で面談時間を工面するところは苦労しました。

一点こうしておけばよかったなと思うことは転職活動全体のスケジューリングです。

内定が出たのに次が一次面接みたいな状況に陥ることがあるので、ある程度どの企業も選考フェーズは合わせておくべきだったと感じています。

使った転職活動媒体

主に転職活動に使った媒体は以下になります。

  • Wantedly
  • Findy
  • 転職ドラフト
  • キッカケクリエイション

どこかの媒体に偏っていたということはなく、まんべんなく使っていました。

各媒体の所感をまとめます。

  • Wantedly

使い方としてはスカウトが来た企業の中から興味があるところに対して返信しカジュアル面談をするといった感じでした。

プロフィールを充実させることと転職意欲の設定を変更することで企業側からのスカウトは増えたなという印象です。

一番スカウトが多かったのもWantedlyでした。

プロフィールについては技術スタックややってきたことを記載することもそうですが、「この先やってみたいこと」を充実させることでそこに記載した内容に触れたスカウトメッセージをいただくことが多くありました。

スカウト企業としてはスタートアップやメガベンチャー、グロース市場上場企業など割と多種多様でした。

個人的にカジュアル面談を多くするなら最適かなと思う媒体です。

ビジネスSNS Wantedly - キャリア形成・人脈構築や転職・副業探しに使える
Wantedlyは、運命のチームや仕事に出会えたり、人脈を広げ、ビジネスの情報収集に使えるビジネスSNSです。
  • Findy

マッチングアプリのように企業側と求職者側でお互いに「いいね」がされるとマッチングが成立しメッセージのやり取りができるため、応募というより気軽にいいねを押せるのは良いなと思いました。

FindyはGitHubと連携できたり、職務経歴書があればそれをアップロードすると入力代行してくれたりあまり手間がかからず媒体に登録できるのは良かったです。

はじめの方は自分からいいねすることもありましたが途中からはいいねが来た企業の中から気になるところにいいねを返してカジュアル面談という流れが多かったです。

これは個人的な感覚ですが、上場企業もありましたがわりとベンチャー企業が多かったかなという印象です。

IT/Webエンジニアの転職・求人サイトFindy – GitHubからスキル偏差値を算出
ハイクラスエンジニア向け転職・求人サイト。自社開発のWeb企業の求人多数!GitHub登録をすると、IT/Web企業とマッチングします。ユーザーサクセス (キャリア)面談も実施。
  • 転職ドラフト

企業から指名をもらうにはレジュメを充実させる必要があるため自分のやってきたことの棚卸しとしてとても良かったです。

今まで自分がやってきたことがどれくらい評価されるかを知るにはとても有効な手段だと思いますし、提示される年収を見てモチベーションUPにもつながると思います。

結果的にメインで使う媒体ではなかったですが、非常に魅力的なサービスだと思いました。

メインで使わなかった理由としてはタイミングが合わなかったということです。

ドラフトの指名締め切りの時期にはオファーが出揃っていたため、そこから転ドラで指名があった企業と選考を進めていくには時間がありませんでした。

結果、メガベンチャーやスタートアップなど7社からオファーをいただき、提示額がすべて現年収よりもかなり上だったのも印象的でした。

自分の場合は転ドラで選考を進めることはありませんでしたが、年収交渉の材料として役に立ちました。

次転職する機会があったときはぜひメインで使ってみたいサービスだと思います。

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  • キッカケエージェント

結果的に内定をいただいた企業を紹介いただいたエージェントさんになります。

キッカケエージェントはモローさん経由で知ったエンジニアに特化した転職エージェントです。

モローさんはITエンジニア業界に精通していて、エンジニアのキャリアに関してはとても詳しい方でTwitterで相互にフォローする関係でした。

キャリアに関するツイートがきっかけで連絡をいただき、一度お話をしてこちらの求める条件にマッチした企業をご紹介いただきました。

内定承諾企業を選ぶときもご相談に乗っていただきとてもありがたかったです。

元々エージェントを使う予定はなかったですが、モローさんは企業側の事情も把握されているので自分だけだと知り得ないお話を聞けるのはとても貴重でした。

実際に担当された方は別の方でしたが、対応も丁寧で相談なども乗っていただいたのでとてもありがたかったです。

正直ベースでキャリアの相談や条件などを話せるのでそれにあった企業をご紹介いただけるのはエージェントを使うメリットかなと思いました。

キッカケエージェント | キャリア提案型・エンジニア転職支援サービス

選考内容

基本的に面接では経歴を元にどういうことをやってきたかを聞かれることが多かったです。

  • 関わってきたプロジェクトでの自分の役割、ポジション、求められるものは何だったか
  • 関わったプロジェクトのシステム構成(回答可能な範囲で)
  • 自分が担当した機能の説明
    • 何を意識したか
    • 詰まった箇所はあるか
  • 2年間で一番苦労したことは何か?また、それをどう乗り越えたか
  • 自分が主導で取り組んだことはあるか(PJ関わらず)
  • コードを書く上で意識していることはあるか
  • 転職理由
  • 転職活動の軸
  • 入社してからどのようなエンジニアになりたいか
  • 個人で勉強していることはあるか
  • 興味のある技術、分野はあるか
  • 長所と短所

時に変化球もありますが、基本的には自分が今までやってきたことの言語化、プラスαその時考えていたことや意識していたことを言語化できていればある程度の質問は回答できると思います。

企業によって何を重視しているかは違ってきますが、ある程度共通しているなと思ったことは習得してきた言語はあまり関係ないという点です。

もちろん技術スタックが近い場合はプラスに働くと思いますが、触ったことのない言語だったとしてもキャッチアップできる能力があるということを示せれば問題ないと思いました。

実際に内定をいただいた企業の中でLaravelを使っている企業は1社だけでした。

また今回は経験者採用のため、未経験からの転職時のようにポートフォリオを求められることはありませんでした。

その代わりではないですが、コーディング試験が2社ほどありました。

コーディング試験と言ってもイメージしていたアルゴリズム系の問題ではなく、より実務に近い内容の問題でした。

事前にどのような問題かわかれば対策ができますが、私はあまり時間がなかったためそのあたりはいきあたりばったりで乗り越えました。

結果、緊張してろくに解けずに終わったものもありました。

まとめ

最近は転職サービスがかなりの数あるのですぐに転職を考えていなくても登録だけしてサービスの特徴などを把握し、自分に合ったサービスを使うのがいいと思いました。

転職活動は悪いものではないですし、市場で求められているものを把握できれば現在の環境でも活きるものがあると思います。

また、今回私がメインで使っていたのは転ドラ以外の3つですがメッセージのやり取りがどうしても分散してしまうのは少し面倒だったため、ある程度利用するサービスは絞るべきだなと思います。

選考を進んで行くとどの企業が次どのフェーズでどの媒体かわからなくなってくるので私はNotionを使って管理していました。

こんな感じ↓

面接の予定自体はGoogleカレンダーを使っていましたが、数多く進めていくとどの企業がどんなことやっているかわからなくなってくるのでこうやって管理していたことは後でも見返してもわかりやすいので良かったなと思います。

最後に

人生で2回目の転職活動でしたが、営業からエンジニアになるときより遥かに進めやすかったなと感じます。

1回目は未経験からの転職やコロナ全盛期ということもあり結構苦労しましたが、今回はありがたいことに複数内定をいただき、いろいろ吟味しながら選択できたと思います。

転職活動をすることで市場での自分のポジション、足りない部分がわかったり、求められているものも見つけられるので転職する気がなくても活動することはありかなと思いました。

また職務経歴書を作ったりこの記事を書いてみて、定期的にやってきたことの振り返りや考えを整理することはとても大事だなと感じました。

次の会社でどうなるかわかりませんが、落ち着いたタイミングでその時のことを書こうかなと思います。

最後まで読んでいただきありがとうございました!

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